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zoom RSS ディック・フランシス 18 シッド・ハーレー登場! 「大穴」

<<   作成日時 : 2006/09/04 23:53   >>

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 土曜の夜でもないのにディック・フランシスです。今日の作品は「2大穴(Odds against)」。唯一、シリーズに3度登場する主人公の物語です。

 
 ご存知の方には超有名な主人公、シッド・ハレーが登場する第一作。
 「落馬事故で騎手生命を絶たれたシッド・ハレー。傷の癒えた彼は、調査員として競馬界にうごめく黒い陰謀に敢然と挑戦していった!」
 というのが、編集子の紹介文である。
 解説は平尾圭吾氏。平尾はその文章でフランシスからストーリーの作り方を直接教わったと語っている。
 それは、まず、犯罪を考える、ということらしい。
 では、「大穴」の犯罪というのはなにか。
 まず主人公のシッドが拳銃で撃たれるのである。
 「撃たれる日まではあまり気に入った仕事ではなかった」という記述からこの小説は始まるのである。気に入らない仕事場所と言うのが「ラドナー探偵社」という。そこには競馬課というユニークな部署がある。
 そこで、シッドは左手を義手にしてから働いている。
 そして、撃たれた。
 次に殺人が起きる。
 シッドを撃った犯人が殺されるのだ。そこからは犯罪、事件が頻発する。競馬場の乗っ取りだ。土地がらみのことだ。そして、泥棒。性犯罪。アパート爆破。そして、嘘。主人公が相手を欺くのにも嘘を使うのである。
 が、ストーリー展開は小気味いい。
 これらのほかにも数限りなく事件や傷害が起きる。よくもまあこんなに、と思うくらいに。
 恒例の気になる台詞。
 今回は名前。暗号のように訪ねる先の人物の名前が聞こえるのがおかしい。
 「ジゴロ・カノ」というのだ。誰を指しているかわかるだろうか。思わず、ニヤリとしてしまった。
 主人公、シッド・ハーレーが元イギリスの障碍競馬のチャンピオンジョッキーというのは、フランシス自身を彷彿とさせるが、なかなかにくい人物像に描いている。けっしてスーパーマンではないし、離婚もしている。
 しかし、タフなのである。このタフな部分は、矜持を持って生きているからこその話なのだ。
 読み終わって、自分に問いかけていることに気づかされた。
 恐ろしい本だった。

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